高専カンファレンス沼津4のレポート
2017年3月11日に開催された高専カンファレンスというイベントで映像配信を行いました。
高専カンファレンス in 沼津4 - 高専カンファレンス Wiki
わりと専門的な話になります。すみません。 まとまりのない分ですが,お許しください。
以下は仕込み図です。
メンバー
TD/スイッチャ TD(テクニカルディレクタ)は仕込みの指示を出して,本番中はインカムでカメラマンに指示を出します。 スイッチングと配信の操作も仕事です。
カメラマン 寄り,引き2台のカメラを操作します。 インカムで,TDからの指示を受けます。
音響さん ミキサーを操作する人です。
機材構成
カメラです 正直に言うと,後ろのベーカム(UVW-100)は,置いてあるだけっていうか… ダミーというか… フィルターあたりがかびてるっぽく,まともに映らないので今回は使いませんでした。
HC1, HC9, UX1の3カメです。 UX1とHC9はそんなに変わらない印象です。 HC1をメインカメラとして使いましたが,照明さんがいない環境では,感度が足りないな と感じました。 UX1は,HC1の隣に置いて,引きを狙います。 HC9は,観客を映すカメラとしてワイコンをつけて会場前側に設置しました。
三脚は,すべてリーベックの650HDです。カメラがすこし軽すぎるようで,チルトすると,勝手にちょっと戻ったりします。 チルトロックつまみをしめて使いました。本当はよくないらしいですが。
1カメ,2カメは,アナログコンポーネントで接続しています。 20mのDサブ-5BNCケーブルは,VGA用ですがコンポーネントでも普通に使えました。当たり前ですが。
Roland V-40HD は すごい!
V-40HDというスイッチャを使いました。RGB,HDMI,コンポジット全部入る最強スイッチャです。すごーい! 高価なスイッチャなので,今回はAZAという会社からレンタルさせていただきました。感謝。
以下のような感じで接続しています。
IN3は,RGBと,HDMI 両方接続していますが。このスイッチャは,同起動中にHDMI/RGBを切り替えることができます。 そのため,疑似的に,5入力として使っています。 ただし,切り替える際に2秒ほどブラックアウトするので,表では使えません。
設定で,「Souce Assign Mode」を「PST-Select」にすると,裏で切り替えるモードになります。
本番では,A列でカメラを切り替え,B列では常にIN3を選択し,発表者PCの画面をいつでも出せるようにしていました。
IN4はキー(合成)専用に使用しました。 パワーポイントで,テロップの画像を出し,スイッチャがもつキー機能で合成します。
おと
ワイヤレス2本(PG58) と エア録り用にガンマイクを置いて, MGP24Xっていうでかいミキサーに入れました。
ほとんどは,ワイヤレスのハンドマイクだけで足りるのですが, 観客の声を拾ったりするためにも,ガンマイクを用意しています。
ハンドマイクを使わず”メガホンでしゃべる”方がいたので, ちゃんとガンマイクを用意しておいて正解でした。
ガンマイクをつけるマイクスタンドがなかったので,三脚にのせたPD150をマイクスタンド代わりにしてます。
音響は5年生の専門の方がいたので,楽でした。ただ,配信のほうの音声も兼任してもらう,というのはけっこう無理がありました。 次からは,専門の音声スタッフをつけられるとよいと思います。
配信環境
スイッチャのコンポジット出力を,まずVTRに接続し,VTRのS端子の出力を,キャプチャボードに接続します。 予算の都合上,この辺りはSDにせざるを得ませんでした。 スイッチャはHDなのに,配信はSDというのは,けっこう歯がゆさがありました。
OBSというソフトで配信しました。なかなか使いやすいです。 最近では,OBS Studioという新しいバージョンも出ていますので,これから使うのであればStudioのほうがおすすめです。
収録環境
上述のとおり,配信と同時に,VTRへの収録も行いました。 VTRは,HVR-M25Jです。収録はMiniDVテープに行いました。
MiniDVテープは一本当たり60分のため,今回のイベントでは,テープ4本を消費しました。
MiniDVテープはデジタル!なので画質はけっこういいです。
これを編集し,Youtubeにアップロードしています。ぜひご覧ください。
配信の録画は,以下からご覧いただけます。
謝辞
参加者の皆さん,実行委員会のみなさんありがとうございました。